【2026年最新】年末調整の書き方を徹底解説!申告書の変更点と迷わない記入の手順

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目次

11月に入って総務や人事から年末調整の書類一式が回ってくると、去年の記憶をたどりながら「どこに何を書けばいいのか」「去年と変わった点はあるのか」と手が止まる人は多いはずです。特に近年は税制改正や申告書様式の見直しが続いており、去年までのやり方を何となく真似するだけでは対応しきれない部分もあります。どの欄にチェックを入れればいいのか分からない、計算ミスをして控除を受け損ねるのではないか、そう感じて後回しにしてしまう気持ちはよく分かります。

ここでは、最新(2026年・令和8年分)の変更点から、提出する3枚の書類それぞれの具体的な記入手順、書き間違えたときの訂正ルールまで、実際に書類を前にしたときに迷わない粒度で徹底解説します。


1. 最新の年末調整における主な変更点と注意点

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まずは、一番気になる「最新の年末調整で何が変わったのか・どこに注意すべきか」を確認します。

【国税庁の公式見解・1次情報】
国税庁ウェブサイト「年末調整がよくわかるページ」では、毎年の年末調整の手続きや税制改正事項について詳細な案内が提供されています。
出典:国税庁ウェブサイト「年末調整がよくわかるページ」 https://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index.htm

最新の年末調整のポイントまとめ

変更による実務への影響

書類の形式や電子化が進んだことで手続き自体は効率化されていますが、基本原則は変わりません。扶養している家族の人数や支払った保険料に書き漏らしがあると、その分の税額控除がそのまま受けられなくなります。年収や控除の計算ミスを防ぎ、記入漏れをなくすことが一番の節税ポイントです。

【現場のリアル】家族の状況変更を申告し忘れた話

ある中堅メーカーの経理担当者から聞いた話です。年末調整の扶養控除等申告書で家族の記載が漏れているケースが毎年一定数見られます。子どもが生まれて扶養親族が増えたのに申告書を更新していなかった社員がいて、本来なら家族の人数分上乗せされるはずの控除を受け損ねていました。担当者が気づいて声をかけたからよかったものの、声をかけなければそのまま年末調整が終わっていたところでした。家族構成や配偶者の年収が変わったタイミングで正しく反映させる。これを徹底しないと、受けられるはずの控除を静かに取りこぼしてしまいます。


2. 年末調整で提出する3つの基本書類

年末調整で会社に提出する書類は、主に以下の3種類です。

自分に該当するものをチェックして、手元に準備を進めましょう。

書類名(通称)提出が必要な人目的・役割
① 扶養控除等(異動)申告書(マル扶)原則として全社員(※1)扶養家族の有無や、障害者控除・ひとり親控除などの基本的な人的控除を受けるため
② 基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書(マル基・配・所)原則として全社員(※1)自分自身の基礎控除(全員対象)や、配偶者控除・所得金額調整控除を受けるため
③ 保険料控除申告書(マル保)生命保険や地震保険などに加入している人(※2)支払った保険料に応じて、所得控除(税金の減額)を受けるため

(※1)年収2,000万円以下の会社員の場合、独身であっても基本的に全員提出が必要です。

(※2)該当する保険に加入していない場合は、提出不要(または白紙で提出)です。


3. 【書類別】迷わない記入の手順と書き方

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ここからは、それぞれの書類の具体的な書き方の手順を解説します。

① 扶養控除等(異動)申告書

まずは、年末調整の一番基本となる書類です。来年(翌年分)の状況を申告する書類になる点に注意しましょう。

【国税庁の公式見解・1次情報】
国税庁タックスアンサー「No.1180 扶養控除」では、控除対象扶養親族の要件を次のように定めています。
『控除対象扶養親族とは、扶養親族のうち、その年12月31日現在の年齢が16歳以上の人をいいます』『扶養親族とは、その年の12月31日の現況で、合計所得金額が48万円以下(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)である人などをいいます』
出典:国税庁 タックスアンサー No.1180「扶養控除」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1180.htm

ステップ1:自分の基本情報を書く

氏名、住所、生年月日、マイナンバー(会社からの指示に従う)を記入します。世帯主の名前やあなたとの続柄も忘れずに記入します。

ステップ2:扶養家族の情報を書く

② 基礎控除申告書 兼 配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書

3つの申告書が1枚にまとまっており、一番文字が多くて難しく感じる書類ですが、ブロックごとに分けて考えれば簡単です。

【国税庁の公式見解・1次情報】
国税庁タックスアンサー「No.1191 配偶者控除」では、配偶者控除を受けるための要件の一つとして『控除を受ける納税者本人のその年における合計所得金額が1,000万円以下であること』を挙げています。配偶者の所得要件については、タックスアンサー「No.1195 配偶者特別控除」に『配偶者の合計所得金額が48万円超133万円以下であること』と定められています。
出典:国税庁 タックスアンサー No.1191「配偶者控除」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1191.htm / No.1195「配偶者特別控除」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1195.htm

ステップ1:基礎控除申告書(自分の所得)

左側のブロックです。今年の自分の「給与収入の見積額(年収)」を書き、裏面の計算式に従って「所得の見積額」を算出します。年収2,400万円以下の会社員であれば満額48万円の基礎控除が受けられます。

ステップ2:配偶者控除等申告書(配偶者がいる場合のみ)

中央のブロックです。配偶者の名前やマイナンバー、所得の見積額を書きます。配偶者がパートなどで働いている場合は、年収見込みから所得を計算します(配偶者の年収が201.6万円未満なら控除の対象になる可能性があります)。

ステップ3:所得金額調整控除申告書

右側のブロックです。国税庁タックスアンサー「No.1411 所得金額調整控除」に定める要件のうち、年末調整で関係するのは、自分自身の年収が850万円を超えていて、かつ23歳未満の扶養親族がいる、または本人・同一生計配偶者・扶養親族が特別障害者に該当する場合です。該当しない人は空欄のままで構いません(出典:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1411.htm )。

③ 保険料控除申告書

生命保険や地震保険に入っている人が、税金を安くしてもらうための書類です。

【国税庁の公式見解・1次情報】
生命保険料控除については国税庁タックスアンサー「No.1140 生命保険料控除」、地震保険料控除については「No.1145 地震保険料控除」に、それぞれ控除額の上限や計算方法が定められています。平成24年1月1日以後に契約した保険(新契約)と、それ以前からの保険(旧契約)とでは控除額の上限や計算式が異なる点に注意が必要です。
出典:国税庁 タックスアンサー No.1140「生命保険料控除」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1140.htm / No.1145「地震保険料控除」 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1145.htm

【現場のリアル】新旧保険料を混同して控除額を書き間違えた話

保険料控除申告書で実際によくあるのが、新契約と旧契約の区分を取り違える書き間違いです。ある会社員は、20代の頃に加入した生命保険を旧契約のまま更新せず払い続けていたのですが、控除証明書に「旧制度」と小さく書かれているのを見落とし、新契約用の計算式に当てはめて控除額を出してしまいました。旧契約は上限が異なるため、本来の控除額より少ない金額で申告書を提出してしまい、総務担当者からの確認連絡でようやくミスに気づいたそうです。証明書のどこに新旧の区分が書いてあるかを知らないと、電卓を叩く前の段階でつまずいてしまいます。証明書の一番上の契約種類の欄を確認してから計算を始める、この一手間が計算ミスを防ぎます。


4. 書き間違えた!こんな時の訂正方法

もし手書きで間違えてしまった場合は、焦らず以下のルールで修正します。

【現場のリアル】提出前日に全部書き直した話

年末調整の提出期限は会社によって11月末から12月上旬とまちまちですが、その前日になって慌てて総務に駆け込む人は毎年一定数いるといいます。ある社員は、扶養控除等申告書に子どもの生年月日を一桁書き間違えていたことに提出直前で気づき、二重線で訂正しようとしたものの、訂正箇所が多すぎて欄全体が読みにくくなってしまいました。総務担当者から「これは新しい用紙に書き直してください」と言われ、結局その日の夜に自宅で一から書き直す羽目になったそうです。訂正は二重線一本で対応できる程度に留め、書き間違いが複数箇所に及ぶ場合は潔く新しい用紙をもらう。この判断の早さが、締切前日の余計な時間を減らします。


5. まとめ:最新のポイントに注意して早めに提出しよう

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年末調整は提出する3つの基本書類の役割を理解し、順を追って記入していけば決して難しいものではありません。

  1. 基本書類の役割を把握する(扶養控除等申告書、基礎・配偶者控除申告書、保険料控除申告書)
  2. 自分や配偶者の年収(所得)見込み額を正確に算出する(国税庁タックスアンサー No.1191、No.1195)
  3. 16歳未満の子供も「住民税に関する事項」に忘れず記入する(国税庁タックスアンサー No.1180)
  4. 保険の控除証明書は早めに探し、新旧の契約区分を確認してから記入する(国税庁タックスアンサー No.1140、No.1145)
おすすめ便利ツール
スマホで5分!年末調整の申告書を自動作成

提出期限ギリギリになって控除証明書が見つからない、計算の仕方がわからない、と焦らないよう、余裕を持って準備を始めるのがコツです。手書きの計算に不安がある人は、便利なスマホサービス『書けた年末調整』を活用して、今年の年末調整をサクッと確実に終わらせてください。

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